Yamapy☆のつぶやき

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長男の心理検査

Yamapy☆
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こんにちは。Yamapy☆です。

今回は19歳の長男が心理検査を受けたので、その結果をご紹介します。

心理検査についてご興味のある方や、発達が気になるお子さんをお持ちの親御さんの参考になれば幸いです。

前回の記事もぜひご覧ください。

前回分☞【長男の変化と思いやり】

心理検査について

 心理検査の説明や目的については、以前の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。

【こじらせ長女の心理検査】

 

心理検査を受けたきっかけ

 大学1年(19歳)の長男は、幼少期に発達の遅れを指摘され、心理検査を受けたことがあります。

その結果、デコボコが多く広汎性発達障害(現在は自閉スペクトラム症ASDと言ったりします)の診断を受けました。

今回検査を受けさせたのは、4月から大学生になり、社会人になる手前なので、改めて自分自身の得意なこと、苦手なことを客観的に知り、今後に活かしてほしいと思ったからです。

ちなみに大学入学前に、三者面談の時間をもらいました。

大学の先生に、長男の得意なこと(真面目で集中力が高く、コツコツ作業が得意)、苦手なこと(コミュケーション、臨機応変やペース配分の苦手さ)、求める配慮(本人が困っていたら声かけしてほしい)などを説明してきました。

大学側はよく理解してくれ、気にかけてくださることと、いろんな学生がいるので、そこまで気にしなくて大丈夫と言ってくださりました。

今後は自分で、自分の得意や苦手、配慮してほしいことを伝えられるようになったらいいな。

 

◆IQと指標について

 こちらは、検査でわかるIQと指標についての説明です。 

◆IQについて 

全検査IQ:全般的な知的能力(知能)の発達水準を推定する数値。(平均は100で、85~115が平均の範囲)

 

◆指標について 

言語理解:語彙力や、言葉で理解したり、類推し、考えたりする力を測る。

知覚推理:非言語的な情報をもとに、新しい事柄を覚えたり、場面や状況を把握したり、推理して行動したりして問題解決する力を測る。

ワーキングメモリ:聞いた情報を記憶に一時的にとどめ、知識や経験を参照しながら、その情報を操作する力を測る。

処理速度:提示された単純な視覚的情報を、正確に早く処理または識別する力を測る。

  

◆7歳の時の検査結果(WISC-Ⅲ)

 長男が小2(7歳10ヶ月)の時に受けた心理検査の結果です。(WISC-Ⅲ)

全検査IQ:88

言語理解:76

知覚統合:108

注意記憶:71

処理速度:92

上記のようなデコボコの激しい結果でした。

言語を理解して言葉で表現することが苦手聞いたことを一時的に覚えて処理することは苦手、という所見でした。

一番高い知覚統合108と、一番低い注意記憶71に、37もの差があります。

全ての数値が横ばいなのが理想とされているので、この差が大きいほど、生き辛さが現れるそうです。

 

今回検査を受けるにあたり、主治医からは何回受けても結果が大きく変わることは無いので、あまり意味がないということを言われました。

私としては、さすがに7歳からは成長してるし、発達してる部分も多少はあるだろうと、念のため受けさせることにしました。

 

◆今回の検査結果(WAIS-Ⅳ)

 それでは今回の検査結果がこちらです。

全検査IQ:117

言語理解:126

知覚推理:118

ワーキングメモリ:112

処理速度:93

となりました。

特筆すべき点として、処理速度以外は、7歳の時から大幅にアップしており、IQは約30アップし、117と平均以上の数値です。

他にも言語理解は50ワーキングメモリは40もアップしていて驚きました。

目で見たり、耳で聞いたりの情報をキャッチする能力は高い一方で、処理速度が遅いので、スピードを求められたり、時間制限があるものは難しいという所見でした。

 

今回の検査結果に、主治医も驚きを隠せない様子でした。

前回の検査結果から、ここまで大幅に変化するのは珍しいそうです。

前回はまだ小2で小さかったのと、言葉を発するのが苦手なので、理解ができていないと判断され、次の問題に行っていたのかもしれないとのこと。

今回の方が数値も高いことから、有用性は高いということでした。

 

◆感想

 長男は普段、言葉をほとんど発さないので、言語理解ができていないのかと勝手に思っていましたが、実は平均以上に語彙が豊富で、言葉の意味理解がよくできていることに驚きました。

言葉をよく理解しており、好きなことや学んだ知識が豊富、物事の変化によく気付くなど、良い点もたくさんありましたが、処理速度が遅いという点が、本人は気になったようです。

作業に時間がかかるのは、情報整理の苦手さ本人のこだわりで完璧(100%)でないと納得できない所周囲に相談できない所が考えられます。

自己主張が苦手なので、メールの活用や、信頼できる人に相談をしたり、70〜80%でもOKを出せるようになれば、多少は改善できそうです。

大学では卒論もあるし、今のうちに自分の課題に向き合い、時間を意識した行動ができたらいいなと思います。

 

◆まとめ

 検査結果を受けて、長男の知らない一面を知ることができ大変驚いたし、今後の参考になりました。

そして検査をしてくれた心理士の方から、長男は親にとても感謝していて、信頼できて相談しやすい、と話していたことを教えてくれました。

照れるなぁ^^*

今後学校生活や、社会に出て困る場面が出てきた時には、障害者手帳の取得や福祉サービスの情報提供など、相談にのってくれるそうなので、繋がっておいてよかったです。

大学卒業後は、長男の特性を理解してくれ、本人の強みを活かせる企業に出会えたらいいな。

以上、ここまでご覧頂きありがとうございました。

次回に続く☞【長男のインターンシップ】

Yamapy☆