Yamapy☆のつぶやき

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【おすすめ映画】『余命10年』

Yamapy☆
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こんにちは。Yamapy☆です。

今回は私が最近観たおすすめの映画をご紹介したいと思います。

その作品は『余命10年』(2022年)です。

◆この作品について

 この作品は、小坂流加さんの同名小説を原作にしたラブロマンスです。

映画版の主人公の茉莉(まつり)と同じく、小坂さん自身も難病の原発性肺高血圧症を患っており、「余命10年」の文庫版の編集が終わった直後に病状が悪化し、2017年2月に38歳という若さで逝去されたそうです。

 

この作品の公式サイト☞

映画『余命10年』オフィシャルサイト

 

◆あらすじ

 数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った20歳の茉莉(小松菜奈)。

彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。

そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人(坂口健太郎)。

別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。 

もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。 

——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 

思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。

二人が最後に選んだ道とは……? 

 

◼️予告編

 

◆個人的な感想

 ここからはネタバレを含むので、映画の内容を知りたくない方は控えてください。

この作品の特筆すべき点は、役者さんの演技力、ストーリーの素晴らしさはもちろんですが、それだけで無く、映像、音楽も素晴らしいところです。

 

●映像

余命10年をどう生きたかのストーリーなので、季節が何度も移り変わりますが、四季の映像がとにかく綺麗。

全てのシーンがミュージックビデオの様な美しさです。

とてもこだわって撮影されたのを感じます。

できたら映画館で観てみたかったです。 

 

●ストーリー

ストーリーは切ないラブストーリーです。

展開はある程度想像通りでしたが、それを差し引いても役者さんの演技が素晴らし過ぎて、自然と感情移入してしまい、何度観ても泣けます。

 

●演技

旬な俳優さんが多数出演していますが、みんな演技が抜群に上手くて、配役もピッタリなので自然に作品に引き込まれます。

また、10年の歳月の中で坂口健太郎演じる和人が、最初は暗くて頼りない役なのですが、大切な人と出会い、どんどん逞しく成長していく姿がとても感動します。

King Gnuの井口さんも少しですが出演していて、いい味を出しています。

 

●音楽

劇中の音楽は全てRADWIMPSが担当していることを後で知って、どおりで感動が倍増するわけだと思いました。

映画にピッタリの音楽でした。

 

◆所感

 私自身が病気をしてから、この様な余命関係や病気関連の映画をいろいろ観てきましたが、この作品が現時点で一番好きです。

自分が余命10年と言われたらどう生きるか、どのような最期を迎えたいか。

自分があと何年生きるかわからないけど、時間を大切に悔いなく生きたいという気持ちと、同時に死にたくない気持ちも強くなりました。

この作品で特に共感できた所は、和人です。

和人は親の敷いたレールが嫌で親元を離れ東京に出ますが、仕事も上手くいかず自分に自信が無くて生きる意味を見出せず、自殺未遂をしてしまいます。

状況が違えど私も10代の頃は、自分に自信も夢も無くて将来に希望が持てない子だったので、自分と重なる部分が多く感情移入してしまいました。

「あなたが死にたいと思った今日は、昨日死んでいったものが生きたいと願った明日だ」的な言葉がありますが、10代の頃の私は生きる意味を見出せず、自分が無駄に生きるよりも、生きたいと願う人にあげたいと思っていました。

今は生きたいと思える大切な人にたくさん出会えたので、まったくそんな事は思いませんが。

 

◆まとめ

 出会えてよかったと心から思える作品でした。

何度観ても切なくて涙が出ます。

とにかく素晴らしい作品なので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。

ここまでご覧頂きありがとうございました。

次回に続く。

Yamapy☆